それは、あなたがすべき事


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毎週金曜日に行ってるCDA(Child Development Associate)を学ぶクラス。

国から補助金を出してもらえるので、こちらの授業は無料で受けることが出来ます。

以前通っていたESL(English as a Second Language)も同様です。

母国語が英語ではない人たちが、英語やチャイルドケアを学ぶ為のコースなので、

ソマリア、インド、中南米、韓国、トルコ、ロシア…

いろんな人種の人たちが学びにきます。

ソマリア人、インド人、中南米系の人は積極的で、自己主張が強いです。

彼女たちは、授業の途中、気になる事があれば、周りを気にせずにすぐに質問をします。

頭で考えるより先に、思った事をそのまま口に出す感じです。

先生が、次に進めようとしても

「まだここが分からない」

と食い下がります。

だから、授業がなかなか進まない(笑)

私は、授業の進行状況は全く気にしていないです。

英語を学ぶ、資格を取るというよりも、

その人や国の気質、考え方、文化の違いを

(面白いなあ…)

(どうして、ここでこんな発言が出るんだろう…)

と、思いながら観察しています。

ソマリア人は、いつも堂々としています。

堂々と遅れてくるし、

携帯が鳴ると、堂々と呼び出し音が鳴っているのにそのままにするか、その場で電話に出ます。

先生が話している時に、クラスの端にある電動鉛筆削りで堂々と鉛筆を削り始めます。

その間、ゴゴゴゴーッと削る音が響いて、先生は話を中断せざるを得ません。

3人で一つの机をシェアするのですが、堂々と、2/3のスペースを自分の教科書・筆記用具をおっぴろげます。

もちろん、個人の性格もありますが、

「あまり周りを気にしない、おおらか」

大体、そんな感じの人が多いです。

そして、先日こんな事がありました。

プロジェクターに映している内容を、メモするのですが

すぐ次の画面に変わってしまうので、みんな一生懸命ノートに書き写します。

そんな時、隣に座ったソマリア人が、突然ハンドクリームを塗り出しました。

私が、ようやく書き終えた時、その人が

「ねえ、今ハンドクリームぬっちゃったから、代わりに書いて」

と言ってきました。

私は一瞬、耳を疑いました??

「えっ?今、なんつった??」

聞き間違い?と思って、もう一度尋ねました。

「だから、手がヌルヌルして書けないから、私の代わりに書いてくれる?」

と、やはり同じことを言いました。

私は、思わず

「No.that is your task. Not mine.」

(それは、あなたが自分ですべきことであって、私がすることではない)

という言葉が、口をついてでました。

(*こういう場合は、”None of your business.”の方が適しています)

書き終えていたので、代わりに書いてあげる事も出来ます。

でも、それはどう考えてもおかしい。

誰の、何のための勉強?

そもそも本人から、やる気や申し訳ない気持ちが全く感じられない。

「必要なら私のノートを後で貸してあげるし、携帯があるのだから、写メしたらいいでしょ?」

こんな風に、フォローはしました。

授業の後半で、小さなブロックと粘土を使いました。

それらを回収する為に、それぞれ皆が先生の所まで持っていきます。

彼女は何も言わずに、ブロックを私の携帯の上に勝手に置いていました。

「ついでだから、持って行ってくれて当然」

と思っているのです。

(この人は、何でも人を使う癖がついてしまっているのだな…)

と思いました。

いくら英語を学ぶ授業であっても、お願いする時に、一言は言えるはずです。

そういう人に対しては、例えついでであっても、私はあえて持っていきません。

何故なら、私はあなたの小間使いじゃないから。

  • 自分の事は自分でする
  • 何かお願いする時は、きちんと言葉で伝える
  • してくれたら、ありがとうと伝える

お国柄なのか、その人の性格なのか分かりませんが

大人になっても、それが出来ない人はいます。

違う国籍の人ですが、

私が車を持っている事を知って、

「ダウンタウンまで連れて行ってほしい。20分あれば着くから」

と、当然の様に平気でお願いする人がいました。

私は運転に自信が無いので、車での行動は近所の買い出しくらいです。

協力してあげたい気持ちもありましたが、

地図を見て、天候(雨)などを考慮して、お断りしました。

ダウンタウンまで自分で運転した事もないし、慣れない道を人を乗せて運転すること自体不安です。

事故に巻き込まれたら、それこそ責任問題です。

それに、朝のラッシュ時はダウンタウンまで最低40分はかかります。

と言う事は、往復1時間20分。それに、その人の要件を終えるのに待たなくてはいけません。

いくら暇であっても、そんな不安を抱えてまで受け入れることはしません。

結局、その人はバスでダウンタウンへ行きました。

気楽にお願いするのは、とてもフランクでいいかもしれません。

でも、そこに相手ありき、という敬意がありません。

たとえ言語が違っても、その空気感は伝わってきます。

そういう人は、特に親しいわけでもないのに、お願いするだけして、後は知らんぷり

人にお願いする前に、まず自分でできる事を考えません。

ただ、楽をしようとしているのです。

それは「お願い」ではなく、

人を「利用」しているだけです。

後になって、自分が軽んじられたような気がして、

「何だったんだろう…」

と、悲しくなってしまいます。

それ以来、私はそういう方とは、一線を引くようにしています。

親しい間柄だからこそ、相手の立場や気持ちを考えた上で「お願い」が出来ます。

お願いには責任がついて回ります。

例え、相手が「いいよ。同じ場所に行くのだから、車に乗せてあげるよ」と言ってくれても、

(何かあった時、迷惑をかけてしまうのではないか)

きちんと、そこまで考えた上で、

感謝をして、言葉に甘えるなり、自分で行くなり返事をしなくてはいけないと思います。

大げさかもしれないけれど、

その人を信頼できるからこそ、お願いできるし、

頼まれた時には、自分が責任を取る覚悟で引き受けようと思えます。

これが、持ちつ持たれつの関係であり、

「親しき中にも礼儀あり」

という事です。

昨日の記事「断る勇気」にも書きましたが、違和感を感じたら、Noと言ってもいい。

むしろ、きちんと伝えなくてはいけない。

自分を守るためには、時に必要な事です。

海外での生活は、日本の様に

「言わなくても伝わる」

が通じません。

自分の意思や気持ちは、きちんと言葉で伝えてこそ、尊重されます。

断る勇気
断る勇気
どんな事でも、 断るには勇気が必要です。 できもしない約束をしてしま...

「お願い」と「利用」は違います。

None of your business.

きつい一言ですが、

自分のやるべき事が、分かっていないと言えない言葉でもあります。

長文になってしまいました。

読んで下さり、ありがとうございました。


コメント

  1. りゅう より:

    そういう人って、誰にでも同じように頼むんだろうか。
    それとも相手を見てらのかな…。
    そういうとこがなんとなく気になった。

  2. kurayan1106 より:

    りゅうさま
    メッセージありがとうございます。たまたまそこに私がいたから…と言う感じだと思います。きっと、本人も悪気は無いので、「No」と返事をしても、あ、そう?みたいな軽い感じでした。