アグレッシブすぎるお産・第1ラウンド

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2011年2月11日。

息子が生まれた日。

私がママになった日、でもあります。

今日まで大きな病気や怪我なく、無事に6歳のお誕生日を迎えることが出来たこと。

それが何よりも、一番嬉しく、ありがたい事です。

息子が寝た後、当時の事を思い出していたら…、

出産した事が、つい昨日の事の様に思い出されてきました。

良い機会なので、その事を書いておきたいなと思って。

「私流・アグレッシブ出産体験」

を書かせて頂きたいと思います。(←って、勝手に書くつもり満々)

時は2011年2月。

あの、東日本大震災の、ちょうど一か月前でした。

臨月の大きなおなかを抱えながら、母に付き添ってもらい、検診を受けに行っていました。(里帰り出産していました)

2月4日が出産予定日だったけれど、なかなか出てくる気配がない…。

予定日を5日過ぎた検診の日、先生から

「あと数日以内に生まれそうになければ、羊水の量が減少してきているので、促進剤を使いましょう」

と言われました。

そ、促進剤!!??

え…、それって注射、ですよね。(そこかい!)

それ打つと、すごい痛みが一気に来るっていう…

妹が出産の時、促進剤で、ものすごい気分が悪くなって辛かった…って言ってた…。

あの、促進剤…。

私、ピアスも開けられない位、本当に痛みに弱いんです!(知らんがな)

採血するだけでも、毎回勇気100%ふり絞っていた位なんですよ!

(↑出産を完全になめている)

昨日までは、

「いつ会えるかな~?」

「君はのんびりさんだね~」

な~んて、悠長にベビちゃんに話しかけていたけれど…。

先生の「促進剤」と言う言葉を聞いて、急に怖くなった私。

「ねえ、お願いだから、そろそろ出てこない??」

「2011年だから、お誕生日が2月11日だったら語呂がいいよ!」

「それに、その日は建国記念日だから、み~んなお祝いしてくれるよ!」

「しかも、三連休だからパパも立ち会えるよ!」

お腹をさすりながら、いろんな提案を伝えてみるけれど、

相変わらずお腹の上の方をパンチしたり、キックするだけ。

(この時期からすでに反抗期か?)

もう、こうなったら、

自分で陣痛を促進するしかない。

┗(。`-ω-´)┛ヨッシャ

母と一緒に、毎日2時間の散歩をしていたけれど、

その日から、3時間に変更

(母と私の膝が悲鳴を上げていました)

階段の昇降運動

雑巾がけ

マタニティヨガ

スクワット…

そう、まるで…

星飛雄馬

*画像お借りしています

ありとあらゆる手を使って、ベビーを下腹部へと誘導するも、

全く変化なし…。

一体どこまで頑固なんだ!

(誰に似たんだ!)

そして、検診を翌日に控えた夜中。

(あ、お腹がグーンと張ってきた!)

もしかして、この張りを陣痛にできるかも??(恐るべき自己判断)

真夜中に、ムクっと起き出して、

その場で

ジャ~ンプ!!!!

隣で寝ていた母が飛び起きた。

母「どしたの???」

私「今お腹が張り出したの。上手くいけば、陣痛になるかもしれない!」

(↑マネしないで下さい。あくまでも自己判断です)

そして、また小刻みにジャンプを続ける。

だんだん、張りが痛みに変わってきた…

波よ、こい!

このまま一気に!

陣痛の波に乗るんだ!

(どこまでも体育会系)

そうベビちゃんに言い聞かせる。

そして、それに応えるかのように、お腹のベビちゃんがドンドンと鈍痛を発してくる。

いいよ、いいよ、その調子!!

Good Job!!

そして、ベビちゃんと、一心同体になって

真夜中にスクワット

世にも奇妙な妊婦です…。

こんな時間に…。

でも、ベビちゃんに想いが通じたのか

スクワットを続けるうちに、

今までとは、明らかに違う痛みに変わってきた。

「これが陣痛と言うものか~!」

痛みに耐える自分が、かっこいいとさえ思えました。(←単純)

(しかし、それが「序の口の序にも来ていない」と言う事が後になって分かる事に…)

前駆陣痛が10分から15分おきに続いてきました。

そんな日に限って、夜中から雪が降りだすなんて…

雪道の運転もあり、心配になり、病院に電話をしたのが夜中3時。

私:「10~15分の感覚で陣痛がきてるんです!雪が降ってきていますし、もう病院へ行ってもいいですか?」

助産師:「は~い。まだ15分間隔ね。それじゃあ10分間隔になったら、また電話をしてくださいね~。その声なら、まだまだってとこね~♪」

助産師さん、どんだけ軽い回答なんだ!

こちらは本気(マジ)だというのに…。

それでも、また心配になって、2回ほど電話をしてしまう私。(し、しつこい…。)

そして、3度目の電話で、

「そうね、雪もひどくなってきてるし、じゃ、これから来てもいいですよ~」

三度目の正直。やっと、許可が下りた!

父に運転をお願いして、

夜中にずっと起きて、陣痛のタイミングをメモしてくれた母と、一家総出で病院へと向かいました。

病院に着いて、出産用の服に着替えて

持ってきた、

アロマデフューザー

リラクゼーションミュージックをスタンバイする。

(さあ、リラックスしてお産に臨もう!)

と、思っていたのもつかの間、

歩き始めて数分後に、今まで体験したことも無いような痛みが…。

歩くどころか、立っていられない…

うううううううう~~~~~っ

目の前がだんだん白~くなっていく…。

リラクゼーションの音楽に呼吸を合わせようにも、

アロマの香りで痛みを和らげようにも…

完全にコントロール不可能

やっぱりね、何したって…

痛いのは、痛いっ!!!

は~、選曲を誤った…。

こんな時は、

QUEENの『WE WILL ROCK YOU』

とか、

ロッキーのテーマソングだった!

ズンズン チャ

ズンズン チャ!

って、どこまでも「どこんじょう」

3ロッキー

*画像お借りしています

 

クリニックは2階建ての吹き抜けの造りになっていて、

1階が検診や待合室、2階に入院・分娩室がありました。

 

その日は祝日で、クリニックは休診日。

本当に、お休みで良かった。。。

 

なぜなら、

私のうめき声と、ラマーズ呼吸が病院中にこだましていたからです。

 

痛い、痛い~っ!!!

暑い、暑い~っ!

もう出る!!

ホントに出そうっ!!

ヒーフー、ヒーフー

(↑途中から、「わっしょい、わっしょい!」みたいになってた)

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 *画像お借りしています

 

もし、その日が平日で病院が開いていたら…

吹き抜けの 筒抜け状態。

この私の悲鳴と誤った呼吸法が

どれだけ妊婦さんに不安を与えていた事か…

 

分娩を待っている他の妊婦さんもいるはずなのに、全く声が聞こえてこない…

え?みんな痛くないの?

もしかして、私だけ?

 

こんなに痛いって、誰も教えてくれなかったし!!!

 

「鼻からスイカ」だよ~って聞いてたけど…

そんなの嘘だ!

部位が違う!部位が!!!!

 

 

正直に言いますね。

読みたくない方は、ここはスルーしてください。

 

尾てい骨を重機のドリルで

ゴゴゴゴゴーーーーーッ!!!!!

しながらの、

頭蓋骨をハンマーで

ガンガンガンガーーーン!!!!!

 

く、砕かれる~!!!!

 

ってのが、5分おきにきました。ハイ。

 

ありがたいことに、父がずっと尾てい骨の部分を強く押してくれていたことが本当に救いでした。

 

途中、主人が大阪から駆けつけてくれて、私の壮絶な姿を目にした途端、茫然としていました。

 

父に代わって、主人が尾てい骨を押してくれるものの、

 

全然なっとらんがや!!

(超・三河弁)

 

そこじゃない!

もっと、腰を入れて、グーッとココを強く押さんかいな!

(`Д´) ムキー!!

 

って、思っていても、言える気力がなく…

 

「パパ(父)お願い…代わって押して…」

 

私の唸り声を聞きながら、横で立ち尽くす主人。

 

あなたは、撮影班としてビデオを回しておけばいいから…

 

この痛み、苦しみ、そして、子供を産むと言う事が

 

どえりゃ〜大変な事だと、

目に焼き付けておくがいいわ!

 (↑超上から目線)

と、無言で伝えた…。

 

 

その時、陣痛は来ているものの、破水はまだの状態でした。

 

陣痛室のベッドで横たわり、先生に破水してもらった途端、

ベッドから起きて立ち上がれないし、

力が抜けて、ベッドから降りた途端に座り込んでしまう…。

破水してベトベトだし…。 

 

もう何が何だか、感覚が分かんないよ~!!!

 

その間にも陣痛がどんどん押し寄せてくる。

 

「先生、もう本当に、赤ちゃんが出てきそうなんですけど!!!」

「分娩室はまだですか~~(T_T)オネガイシマス~」

 

こんなことを何度も言っていました…。(言うだけの元気はあったようです)

 

そのまま自室に帰る力も無く、

陣痛用の椅子に何とか座って、

後どれくらいでこの戦いが終わるんだ??

と、歯を食いしばりながら息をするのでいっぱいいっぱい。

 

見るに見かねた助産師さんが、

 

「じゃ、ちょっと分娩室に行こっか?大丈夫よ~!リラーックス、リラーックス!」

 

と、まるで

 

「ちょっと、お茶でも行こっか?」

 

の様な軽いテンションで…おっしゃった。

 

いやいや、カフェじゃないから!

 

今や、私にとって

 

分娩室は、いわゆる

 

リングですよ。

 

分娩台に上がるということは、

 

リングに上がる

 という事ですよ!!(どんだけ必死)

 

ロッキー

*画像お借りしています

 

チーン!!

 

 

前駆陣痛が始まって15時間経過した、

2月11日午後3時過ぎの事でした。

 

第2ラウンドへ続く…

 

今日も長文を読んで下さり、ありがとうございました。