海の向こうで暮らしてみたい⑤~シンガポール航空2~

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前回の続きになります。

海の向こうで暮らしてみたい④~シンガポール航空~
海の向こうで暮らしてみたい④~シンガポール航空~
ミネソタからロサンゼルス経由で関空までの空の旅。 いくつになっても、空...

小さい頃からの夢。

それはキャビンアテンダント(CA)になる事でした。

夢を叶えるには、もちろん努力も必要ですが、その時の運やタイミング(ご縁)が、私の場合、大きく関わっていました。

そして、夢を叶える事より、もっと難しいと感じたのは、

「叶えた後のモチベーションをどう持続させるか」

と言う事でした。

以前も書いた通り、CAは一見華やかに見えるお仕事ですが、体力的にも、精神的にも強くないと務まらない仕事です。

入社してから、環境に馴染めなかったり、体力的に継続が難しかったり、他にも理由はあると思いますが、数年で辞めていく同期もいました。

側にいるだけで、心強いと感じた同期が辞めていくのは、やはり寂しく感じました。

日本便は、夜中出発のフライトで毎度毎度、時差ぼけとの戦い。

ホルモンバランスも崩れやすく、精神を安定させる為には、自分自身で、気持ちや体の事を理解して、コントロールするしかありませんでした。

フライト中は、本当にいろんな事をやらかしました(^_^;)

同じお客様に、シャンパンを2度も倒して、服をびしょ濡れにさせてしまったり、

激太りして、サロンケバヤのファスナーが閉まらなくなり、気分が悪くなって、トイレにこもったことも…

シンガポールクルーと言い合いになったこともありました。

それでも やっぱり、CAという仕事が好きでした。

お客様が飛行機から降りられる時

「ありがとう」

「お疲れ様」

と、笑顔で言って下さった言葉が、どれほどパワーになったことか。

私の場合は、飛行機や空が好きだったこと。

いろんなお客様と出会えること。

仕事上、旅行に行きやすかったり、常に変化のある毎日が好きだったこと。

叱られると、逆に燃える体育会系だった事

そして、オフの日は、趣味のソフトボールやウエイクボードをしてリフレッシュしていた事。

こんな風に、オンとオフを切り替えていた事で、飽きずに楽しく仕事を続ける事ができました。

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日本人会のソフトボールチームに所属し、週末の練習・試合にも参加。

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和気あいあいながらも、やるからには本気でした!

当時、シンガポール航空は5年契約でした。

5年契約を満了した時に、更新するかどうかを選ぶ事ができました。

もちろん継続する方向で考えていました。

辞める理由が見つからなかったからです。

ところが、契約を結ぶ直前に

「やっぱり日本に帰ろう」

急に、そんな気持ちになってしまったのです。

「本当にこのままでいいのか」と、

不安に感じ始めてきました。

シンガポールでの生活は、

いい仲間に恵まれ、仕事も楽しくて

まさに楽園でした。

その幸せな環境に、どっぷり漬かれば漬かるほど、怖くなってしまったのです。

(日本に帰ったら、私は何ができるのだろう…)

(今帰国したら、また別の仕事にチャレンジできるかもしれない)

そんな不安から逃れる為に、そして、シンガポールでの生活と仕事に十分満足した事も、理由の一つでした。

今思い返せば、そこまで切羽詰まって決める事でもないのに…

そう思うのですが、当時27歳だった私は、まだ見えない先の事について、考えすぎてしまっていました。

5年間の契約を満了すると、ラストフライトの路線を自由に選ぶ事ができました。

基本的に、日本人クルーは、シンガポールー日本(日本経由でLAX)便に乗務していました。

ラストフライトは、ぎりぎりで契約を更新しなかった為、同期と一緒にフライトすることができませんでした。

リクエストフライトは、以前から行ってみたかった、「ドバイーカイロ便」を選びました。

私一人が日本人クルーという、ラストフライトの感覚ゼロ。

せっかくの機会なのだから

「行きたいところは行っとこう!」と

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40度を超えるドバイの熱風を浴びながら、クルーと汗だくになってマーケットで買い物をしたり

壮大なピラミッドが、街中にあった事に拍子抜けし、

ラクダに揺られながら、砂漠の真ん中で

「よく頑張った~!」

と、叫びはしなかったものの、

自分で自分を褒め

無事に、シンガポールへと帰ってきました。

早朝の到着だったにも関わらず、大好きな先輩が、花束を抱えて駆けつけてきてくれたことが、何よりも嬉しかった。

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そして、5年間の契約を満了して、日本へと帰国しました。

一番喜んでくれたのは、両親でした。

9年ぶりに、実家での生活がスタートしました。

今日も読んで下さり、ありがとうございました。

続きはこちらになります

海の向こうで暮らしてみたい⑥~華のOL編~
海の向こうで暮らしてみたい⑥~華のOL編~
シンガポールでの5年間の生活を終え、 地元、愛知に戻ってきました。 ...