海の向こうで暮らしてみたい⑯~モデルへの道~

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前回の続きです。

海の向こうで暮らしてみたい⑮~モデルへの道~
海の向こうで暮らしてみたい⑮~モデルへの道~
▲スナップ写真として撮ったもの 前回の続きです。 セキュ...

午前中に、エージェントの面接を終えて、ホッとしたのもつかの間。

メイクを落として、前回契約を交わしたエージェントのHP用の写真を撮影してもらう為、現場へと向かった。

事前にメールで添付された、撮影現場の住所をナビに入力する。

どうやら、ここから10分ほどの倉庫街にオフィスがあるようだ。

その場所は、少し分かりづらい所にあり、近くまで来ているがなかな辿り着かなかった。

私の場合、すぐに迷ってしまうので、こんな時たっぷり時間がないと焦ってしまう。

約束の1時間程早く到着したので、車の中で持参したフルーツやシリアルバーを食べてお腹を満たした。

大量に持参した洋服・シューズ類を運ぶのも、これまた大仕事だ。

一度、撮影現場を確認してから、荷物を運んだ。

中では、既に他の方が撮影をしている様で、

「名前を書いてお待ちください」

と、ドアに張り紙が書かれてあった。

ドアの前で待っていると、カメラマンのアシスタントの女性の方が出てきて、お互いに自己紹介をし合った。

中に入ると、明るい日差しが窓から差し込み、撮影に必要な小道具が整然と並べられた、シンプルな造りになっていた。

古い造りの倉庫で、ざっくりとモノが置かれているだけなのに、どうしてこんなにセンス良く感じるのだろう…

エージェントも、撮影オフィスも建物自体は古いのに、中は綺麗にリノベーションされていて、それを見ているだけでもインテリアの勉強になる。

早速、カーテンで仕切られた更衣室のような場所で、持ってきた洋服類を全てハンガーにかけて並べた。

後で、カメラマン(女性の方)が選んでくれるそうだ。

他の方が撮影をしている間に、私のメイクをする事になった。

ショートヘアがとても似合う、小顔でスラリとした素敵な女性。

彼女にメイクをしてもらったら、一体どんな顔になるのだろう。

ワクワクドキドキしながら、椅子に腰かけた。

そこに鏡は一切ない。

つまり、どんなメイクに仕上がるのか、終わるまで見られないと言う事だ。

ここは、全て彼女にお任せしよう。

アメリカでのアジア人モデルには、一体どんなメイクを施すのだろうか。

以前、日本で読者モデルをした時は、メイク前にスチーマーを使って保湿をしたり、たっぷり化粧水をしみこませてからメイクをしてもらったけれど、そんな事は一切なかった。

乾燥したスッピン肌に、いきなりコンシーラーを乗せていく。

その点は、日本の方がやはり丁寧だなと思った。

この後も、どんどん撮影が入っているそうだ。

世間話を挟みながらも、手際よくメイクブラシを使いながらファンデーションやアイシャドウを塗っていく。

そして、20分ほどで完成!!

(時計見ていないけれど、そんな感じ)

「できたわよ」

と、彼女から手鏡を渡される…

ドキドキ♡

(例えイメージと違っても、受け入れよう!)

ワクワクしながら鏡を向けてみる、と…

あなた誰?

Who are you?

驚いてしまった。

そこにいたのは、

ポカホンタス!!!

ポカホンタス(画像お借りしています) 

はたまた、

ムーラン!!!

ムーラン(画像お借りしています)

元々、猫目の私。

それを更に強調するかのように、アイラインが太く跳ね上げられていた。

キャッツアイというか…

黒豹だ。

黒豹

そして、黒くしっかり描かれた眉毛。

それって、それって…

迷わず、

イモトを思い出した。

(イモト大好きですけどね!)

イモト

(画像お借りしています)

それにしても、メイクでこんなにも印象が変わるものか。

でもね、きっとこれが

「アジア人」

として、ここで必要とされるイメージなんだろうな、と。

自分としては、いつもと違うのでかな~り違和感を感じるけれども、

(絶対絶対、何も言っちゃだめだ)

(ましてや、プロがメイクしているのだから)

そう心の中で誓った。

けれど…

やっぱり、違和感を感じて…

「なんか、すごくメイクが濃く感じるんですけれど…」

と、言ってしまった…。

さっき、心の中で誓ったばかりなのに。

すると、カメラマンから

「そんな事はないわ。撮影では、それ位が普通だから」

そう一蹴された(笑)

さすがに素人の私は、これ以上、何も言えない…。

さあ、この顔でいよいよ撮影だ。

大量に持ち込んだ衣類と靴。

けれど、実際に着たものは3着だった。

カジュアル服として買い揃えた洋服は、ジーンズのみ着用。

撮影中は、

窓越しに立ってみたり、

イスに腰かけてみたり、

扇風機で風をあててみたり、

少しづつ、角度と顔の表情を変えながら、次々とシャッターをきっていった。

途中、パソコン光の具合や表情をチェックしながら。

動きすぎても良くないし、ポーズや視線をどの程度変えればいいのか分からず…。

さすがに笑顔の練習をしていても、これを長い事続けるのは至難の技だった。

カメラのレンズを眺めながら、顔面がピクピクしてくる。

笑顔も少しぎこちない感じになってしまった様に感じた。

(いかん、いかん。目が笑えなくなってる)

(何か面白い事を思い出すんだ!!)

主人や息子の面白エピソードを思い出していると、今度は笑いすぎて

「歯を出さずに笑ってみて」

と言われた(笑)

はやり、モデルはそう簡単なものではない。

これは、慣れていくしかないんだろうな。

最終的には6ポーズ選んで、エージェントのオーナーに送る事になった。

それが、HPに載る事になる。

はぁ…

無事に撮影を終え、今日の全てのミッションが終了した。

まだ少し、興奮冷めやらぬ感じで家まで運転をした。

息子がスクールバスでちょうど帰ってくる時間だった。

主人にお迎えをお願いしていたので、先に私が家に入って二人の帰りを待っていた。

(二人共、私を見て何と言うかな~?)

ドアが開いて、

「ただいまー!」

と、元気な声が聞こえてきた。

「おかえり~!」

と、玄関まで迎えに行くと

わぁ!!!!ママ、どうしたの?

お顔が怖いよ!!!

と、息子に恐れられ、

主人からは、

「ポカホンタス」

かと思った!!!

と言われた。

やっぱり…

そうだよね…

うん、ママも同じ事、思ったよ。

でもね、ずーっと見てたら、そのうち慣れるから(笑)

って、急には無理かな?

撮影を終えて、1週間ほど経ってからHPに載りました。

http://www.wehmann.com/talent_women.php

それが、こちらの写真です☟

chiho model

▲どアップバージョン

model chiho 3

▲微笑みバーション

chiho

▲笑顔バージョン

いかがでしょうか。

お仕事が来るのでしょうか。

私にも分かりませんが、それもまた「お楽しみ」と言う事で…。

どんな時でも、

「その場を楽しむ!」

そうできるといいな、と思っています。

今日も読んで下さり、ありがとうございました。