キモチを言葉で伝える練習

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前回書いた記事で、

ネガティブな感情(怒り・悲しみ)を流さずに、そのまま事実を見つめる。蓋をしない。

と書きました。

「覚醒」の6月 ネガティブマインドを取りこぼさない!
「覚醒」の6月 ネガティブマインドを取りこぼさない!
早いもので、もう6月! 1年の半分が終わってしまった…。 まだ、半年...

日本に住んでいると、

「言わなくても伝わる」

「場の空気を読む」

これらが、美徳とされていますが、アメリカ(日本以外)では違います。

だって、そんなの不可能だから!!

宗教も民族も習慣も、ごちゃ混ぜなんですもん。

だから、

自分の意見や気持ちを「言葉」で伝える

相手を尊重する為の「マナー」を守る

この2つが、とても大切になってきます。

言わなくても伝わる事は決してありません。

言わないと伝わらないし、誤解されてしまいます。

場の空気を読むことは、マナーを守る事に関わってきます。

そして、マナーを無視する事は、

「教養がない」と見なされます。

アメリカでは、0~5歳の早期幼児教育で、小さい頃から学校で

言葉で伝える力と、マナー

を学びます。(家族の言語・宗教も尊重しながら)

その方法の一つに、「絵本」を使っています。

(因みにキンダーでは絵本を毎日読むことが宿題です)

こちらで、CDA(幼児早期教育課程)を学ぶコースを取っていますが、

絵本を目的に合わせて読み聞かせする事を学びました。

「Books for Social/Emotional Development」

社会性・感情の成長に合わせた絵本

(General Feelings)喜怒哀楽の表現

(Fears)恐怖を感じた時

(Separation)母子分離する時

(Sadness)悲しみを感じた時

(Anger/Frustration)怒りを感じた時

(Resilience)立ち直る時

(Optimism)楽観的に考える時

(Self-Awareness)自分を認識するため

(Social skill)社会性を身につけるため

(Friendship)友達作り

(Sharing)分け合う事の大切さを学ぶ

(Love of book)絵本を好きになる為の絵本

シチュエーションによってこんなにも細分化されているのです!!

ある意味、合理的と言うか…分かりやすい。

項目によってお勧めの絵本がいろいろあるので、良い絵本をこれからも紹介したいと思っています。

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絵本を借りて、息子に読み聞かせをしているのですが、

「なるほど~!こういう伝え方があるのかぁ…」

「分かりやすい!!」

「絵本ってすごい!!」

ハッキリ言います。

「ド素人の母親である私より、その道のプロが書いている絵本を読んであげた方が、子供に気持ちを上手く伝えられるわ~」

って、正直思いました(笑)

もちろん、絵本を読んだからと言って、お手本の様に子供が行動するとは限らない。

母子分離で手を焼いたから、あの時この本を読み聞かせしていたら…って思いましたけど、まぁ、読んだ所で、息子のギャン泣きは収まらなかったと思います。

超あまのじゃくですから。息子は!

でも、何度も何度もアナウンスする様に読み聞かせをすれば、

「こういう時は、こう言えばいいんだな。こうすれば良いのだな」

と言う事が、子供ながらも自然と身についてくると思います。

すりこみに近いです。

マナーについてもそう。

学校では、絵本を読み聞かせるだけでなく、その時に「どう感じたのか」を子供たちが発言したり、絵を描いたり、あらすじを再度構築させるなど、絵本を教材にしています。

そして、自分の大切なモノ・家族を「Show and Tell」の時間に一人ずつ、みんなの前に立って発表する機会を作っています。

物心つく3歳頃からその訓練をしているので、

「足並みをそろえる」日本と

「個を大切にした上で、社会性を身につける」アメリカ

では、コミュニケーションスキルや感覚の差が大きく出てくるのは当然の事だと思いました。

ここアメリカでは、

「自分に自信を持ちましょう!」とか

「謙遜」自体の言葉がないです。

「自分は自分で、人は人」という「違い」の認識が出来上がっているし、謙遜しません。

褒めてもらえて嬉しかったら、

「ありがとう!私もこれが好きなの」

「私も、息子を誇りに思ってるのよ♡」

これでおしまいです。

私は、アメリカ以外でも、シンガポールやフィンランドにいた経験がありますが、同じです。

多民族国家は、そういうものなのかなって思います。(隣国から侵略されますし、主張しながら、交渉(シェア)する社会性の精神は昔から根付いていたのだと思います)

例えば、スポーツの試合終了後、アメリカ選手の記者会見を聞いていると、共に戦った相手を称えた後に、勝った喜び、支えてくれた周りへの感謝の気持ちを言葉できちんと伝えている。

主人がいつも感心しています。

「アメリカの選手は、この点が日本人と違う」と。

相手の気持ちを受け止めた上で、自分の感情を表現する。

「Accept but not Agree」の精神です。

そのスキルを、小さい頃から少しづつ磨いていく。

これをアメリカでは、3歳からスタートしていますから。

日本の場合、幼少期に「足並みをそろえる事」を良しとしながら、社会人になったら「自分の意見を言え」だなんて急に言われても、出来るはずがありませんよね。

だから、「NOと言えない日本人」と言われてしまう。

アメリカに住んでみて、息子の学校の様子やCDA(早期幼児教育)を学び間近で見ていると、日本の教育で自己表現を形成するのは難しいと感じます。

それを受け入れられるような器がないから。

失敗しても、違っても大丈夫だよ、という器。

世界中どこへ行っても通用する為には、幼児期からコミュニケーションスキルを身につける事だと、つくづく感じます。

そこで一番大切なのは、自分がどう感じるか。 どうしたら相手に伝わるか。

そして、相手を尊重する。

批判する事なんて、誰だってできるから。

ブログを書く事は、コミュニケーションスキルを高める一つになっています。

小さな一歩ですが、私の心にとっては、大きな気づきや変化、そして新しい人間関係の輪が生まれています^ ^

今日も読んで下さり、ありがとうございました。